食品物流における輸送方法としては長らくチャーター便が主に採用されていましたが、近年は共同配送も増えつつあります。
チャーター便とは、「貸し切り」を意味するもので、食品物流に業界の慣習としてはトラックを貸し切り、物を運ぶことを指します。
運びたい物があれば、トラックを借りて運ぶ、これまでの物流業界のスタンダードな手法です。
共同配送は同じ納品先のお客の荷物を一つのトラックにまとめて配送する、合理的な手法です。
チャーター便はトラックそのものを借りていますので、荷台には依頼主一社の荷物しか入っていません。そのため、場合によっては荷台に余裕があるケースもありますが、共同配送は同じ納品先の荷物をまとめますので、トラックの中には多くの荷主の荷物が混ざることになりますが、いわばトラックをシェアする形となるので合理的な配送が可能です。
共同配送とは、いわばトラックのシェアです。
空いている荷台に荷物を敷き詰めることで、合理的な配送を可能にします。
例えばチャーター便は依頼主が5人いる場合、5台のトラックが必要になります。
しかし共同配送は荷物をまとめますので、1台のトラックで依頼主5人分の荷物を運べるかもしれません。
少量からの配送が可能になることから、依頼主はより安価で配送を依頼できます。
また、配送する側はチャーター便と比べると効率的な配送が可能になります。
共同配送は荷物を合理的に配送できる手法ではありますが、必ずしも同じ場所に届ける荷物があるとは限りません。
また、同じ場所への依頼が多ければ多いほど効率性が高まるのですが、同じ場所、あるいは方向への依頼が少ない場合、共同配送を行おうと思っても、現実的にむずかしいです。
チャーター便と共同配送のどちらを選ぶべきかは、環境によって異なります。
例えば常にトラックの荷台一杯の荷物の搬送を引き受けている業者であれば、共同開発に切り替える必要性は低いです。
一方、毎回トラックの荷台の空きスペースが広い状況で運送している業者や、人手不足で悩んでいる業者は、共同配送を採用することで、効率的な業務が可能になります。