食品物流の課題の一つに、生産者から消費者まで様々な業者が入ることから、問題が発生した際、どこで問題が起きたのかを把握できない点が挙げられます。
この問題の解決として期待されているのがトレーサビリティです。
簡単に言えば「追跡システム」で、どこで問題が起きたのかを追跡できる環境の構築を指します。
これまでは、生産者の手を離れた食品は、どのような形で生産者まで運ばれるのか不明瞭でした。
しかしトレーサビリティを確立することで、どのような流れで生産者まで運ばれるのかを把握できます。
これからの食品物流ではトレーサビリティが重要視されています。
その理由は、実は多々あります。
まずはリスク管理です。
何らかの問題が起きた場合、どこで問題が起きたのかをすぐに特定できます。
現状、問題が起きた場合、どこで問題が起きたのかを追跡することが困難ですが、トレーサビリティを確立すると、どこで問題が起きたのかを特定し、回収業務をピンポイントで行えます。
トラブル同様、食品になんらかの欠陥が生じた場合、どこで欠陥が起きたのかを把握できますので、対策を講じることでその後の欠陥防止対策となります。
食品は温度管理が必要なものも多々あります。また、品目によって適正温度が異なるなど、品質管理が難しいものですが、トレーサビリティを確立することで、どこでどのような品質管理を行っているのかを把握できます。
生産者から消費者までの流れを把握することで、安心・安全をアピールできます。結果、企業ブランドの向上にも役立ちます。
納入先や顧客の情報も管理できますので、マーケティングに役立てることができます。
トレーサビリティを確立できるのも、技術があるからこそです。
特に注目を集めているのがブロックチェーンとRFIDです。
ブロックチェーンといえば仮想通貨で見かけることの多い技術ですが、決して仮想通貨だけのものではありません。
ブロックチェーンとはデータに履歴をもたらすものです。つまり、流通技術に履歴を付与することで、どこでどのような流れで消費者の元まで届けられたのかを把握できます。
非接触でデータを読み書きする技術で、交通機関等で用いられている技術として知られています。
こちらも食品物流に応用することで、どこでどの業者が関わっているのかを把握できます。
トレーサビリティはこれからの食品物流における品質管理を支える注目の技術です。
しかし、導入するとなれば環境構築のためのリソースも必要になります。
そこでポイントとなるのがアウトソーシングです。
食品物流でもアウトソーシングが登場しており、トレーサビリティを導入しているアウトソーシングを活用することで、自社でも気軽にトレーサビリティの構築を可能にします。